【日本一早い紅葉】大雪山国立公園の紅葉スポットと楽しみ方をご紹介
大雪山 2023年8月1日北海道上川郡にある大雪山国立公園は、日本で一番早い紅葉を観ることができる場所として有名で、例年たくさんの観光客が訪れます。一度は行ってみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、北海道上川郡比布町のホテル 遊湯ぴっぷが、大雪山国立公園の紅葉スポットと、紅葉を観るための準備について、そして大雪山の全貌を楽しめる比布町の絶景スポットをご紹介します!
各紅葉スポットの見ごろや行き方まで詳しくお伝えするので、この秋北海道の大自然で紅葉を満喫したいと思っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
※紹介している情報は2023年8月のものです。時期により変動する可能性がありますのでご注意ください
大雪山国立公園の観光については、以下の記事でも解説しています。楽しみ方やあると便利なアイテムなども紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。
大雪山国立公園の6つの紅葉スポット
1、赤岳銀泉台
赤岳は標高2,078mの山で、大雪山国立公園の一角にあります。その登山道入口が銀泉台と呼ばれています。
紅葉が織りなす絶景を眺めようと、秋には多くの観光客が訪れることで有名です。
銀泉台では9月初旬頃から紅葉が色づき始め、9月中旬〜9月下旬が見ごろとなります。
ナナカマド、モミジ、ブドウ、カバノキなどの木々が美しく色を変え、赤・黄・緑が幾重にも重なった色とりどりの紅葉を望むことができますよ。
登山口から第一花園にかけてはとくに見事で、斜面に広がる紅葉の景色は日本最大規模といえるでしょう。
シャトルバス乗り場から登山口までは平坦な砂利道が続き、山道を少し登ると銀泉台に到着します。片道30分ほどなので、お子様連れのトレッキングコースにもおすすめです。
関連リンク | 【大雪山】赤岳銀泉台|層雲峡観光協会 |
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住所 | 上川町層雲峡赤岳銀泉台 |
営業期間 | 6月下旬~10月上旬 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 60台 |
アクセス | 【バス】JR上川駅から道北バス約30分で層雲峡着、層雲峡から銀泉台行きのバスで約60分 【車】旭川紋別自動車道上川層雲峡ICから約90分(※紅葉時期マイカー規制あり) |
2、黒岳
大雪山の頂の一つである黒岳。火山性の大雪山のなかでは珍しく、頂上まで自然豊かなことが特徴です。
春・夏は自然観察や登山、秋は美しい紅葉、冬はウィンタースポーツと、一年を通じて楽しむことができる観光スポットです。
黒岳の紅葉は9月初旬頃から色づき始め、9月中旬〜9月下旬に見ごろを迎えます。
ナナカマド、ウコンウツギ、ミネカエデ、ウラシマツツジ、ダケカンバなどが紅葉し、朱色や黄色の重なり合いと、緑のコントラストが美しく、見事な絶景を生み出します。
層雲峡から「層雲峡・黒岳ロープウェイ」と「黒岳ペアリフト」を利用することで気軽に訪れることができますよ。ロープウェイやリフトから一望できる景観もぜひお楽しみください。(※冬季運休あり)
黒岳ロープウェイについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
関連リンク | 【層雲峡】黒岳|層雲峡観光協会 |
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住所 | 上川町層雲峡 |
営業期間 | 通年 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 60台 |
アクセス | 【バス】JR石北本線上川駅より道北バス「層雲峡・上川線」乗車約30分 終点「層雲峡」下車、徒歩約5分 【車】札幌市内から:道央自動車道から比布JCTにて旭川紋別道に乗り換え上川層雲峡ICまで約2時間30分。そこから国道39号を北見・網走方向へ約30分旭川から:国道39号を網走・北見方向に約1時間30分 |
3、層雲峡紅葉谷
層雲峡温泉街の中にある紅葉名所として知られる紅葉谷。
散策路沿いには崩れ落ちた柱状の岩塊が点在し、散策路終点には柱状節理の急崖部を削り込む紅葉滝があります。岸壁の柱状節理と滝を同時に見られる貴重なスポットです。
ナナカマド、エゾマツ、トドマツ、ダケカンバなどといったさまざまな樹種が生えており、秋には美しい紅葉を思う存分楽しむことができますよ。見ごろは10月上旬〜10月中旬となっています。
散策道は往復1時間程度で回ることができ、手軽なハイキングコースとしておすすめです。若干のアップダウンはありますが、山歩き初心者の方でも景色を楽しみながら散策できるはずですよ。
自然から溢れ出るマイナスイオンを全身で感じてみてはいかがでしょうか。
関連リンク | 【層雲峡】紅葉谷の散策道|層雲峡観光協会 |
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住所 | 上川郡上川町層雲峡 |
営業期間 | 6月~11月上旬 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 5台 |
アクセス | 【徒歩】層雲峡温泉街から徒歩約15分 【車】旭川市街から車で約1時間15分 |
4、旭岳
大雪山国立公園の北側に位置し、標高が2,291mある旭岳は、北海道で最も高い山として知られています。また「日本の百名山」の一つでもあります。
高原帯が広く、高山植物の種類も豊富です。秋には、ナナカマド、ウラジロナナカマド、チングルマ、ダケカンバなどが色づき、美しい紅葉を見せてくれます。
8月下旬頃から色づき始め、9月中旬〜10月上旬が見ごろとなります。
標高1,600m地点までは「旭岳ロープウェイ」が運行しているため、体力に自信のない方でも手軽に山岳の景色を楽しむことができますよ。9月後半を過ぎると、車窓から眺める紅葉を観ようと、国内外から多くの観光客が訪れます。
ロープウェイの姿見駅から続く散策コースは、1時間ほどで回ることができるのでおすすめです。旭岳の景観や高山植物はもちろん、素晴らしい紅葉をぜひ自然の中で堪能してみてくださいね。
旭岳ロープウェイについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
関連リンク | 旭岳 | ようこそ東川 |
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住所 | 北海道上川郡東川町ノカナン |
営業期間 | 通年 |
料金 | 無料 |
駐車場 | ロープウェイ駅駐車場あり公営駐車場あり |
アクセス | 【バス】旭川空港からシャトルバス「いで湯号」で約1時間 【車】旭川空港から道道1160号、1116号経由で約50分 |
5、三国峠
三国峠は標高1,139mに位置し、北海道の国道では一番の高さを誇る峠です。
車窓から眺める東大雪の山並みと、紅葉した樹海の絶景は、息をのむほどの美しさです。
また緑深橋から見える松見大橋の景色は、「日本百名道」に選ばれています。
四季折々の素晴らしい表情を見せてくれる三国峠ですが、やはり秋の紅葉をぜひ見ていただきたいです。
9月上旬〜9月下旬の見ごろには、トドマツ、エゾマツなどの木々が黄色く色づき、紅葉で染まる大樹海を堪能することができますよ。
また頂上にある三国峠cafeでは、店主自慢の自家焙煎コーヒーやソフトクリーム、その他飲食メニューを提供しています。絶景とともに美味しい食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。(※冬季休業あり)
関連リンク | 三国峠|上士幌観光協会 |
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住所 | 北海道河東郡上士幌町三股 |
営業期間 | 通年 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 30台 |
アクセス | 【車】帯広市街から:車で約2時間30分旭川市街から:車で約2時間 |
6、大雪高原温泉沼
大雪高原温泉は、北海道の上川町にある温泉地です。
標高1,260mほどに位置し、アクセスできる期間は6月中旬から10月上旬までと限られています。
周辺には高山植物が豊富にあり、大小の沼や原生林の風景を楽しむことができます。沼の水面に映る紅葉は格別に美しく、素晴らしい景勝地として知られています。
また熊の生息地でもあり、入山前には必ずヒグマ情報センターでレクチャーを受ける必要があるので注意が必要です。
例年9月初旬からナナカマド、ダケカンバ、エゾマツ、トドマツ、モミジ、カバノキなどの木々が色付き始め、9月中旬〜9月下旬に見ごろを迎えます。
大小10個の沼をめぐる「大雪高原沼めぐりコース」では、1周約4時間かけて散策することができます。それぞれの沼には名前が付けられていて、沼ごとの趣を感じながら紅葉を眺められますよ。
関連リンク | 【大雪山】高原温泉沼巡りコース|層雲峡観光協会 |
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住所 | 北海道上川郡上川町層雲峡 |
営業期間 | 6月~10月上旬 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 50台 |
アクセス | 【車】JR上川駅から車で約90分(※紅葉時期マイカー規制あり) |
大雪山国立公園の紅葉を観るための準備
動きやすい格好
大雪山国立公園の紅葉スポットは、基本的にはロープウェイやリフト、車で行ける場所が多いため、登山の予定がなければ本格的な登山の装備は不要です。
それでも靴は、やはり足元がしっかりしている履きなれたスニーカー等が安心です。なかでもおすすめなのはハイカットの靴です。ハイカットは足首のグラつきを抑えてくれるので、安全面と疲労軽減の点で優れています。
登山コースの散策を予定している場合は、登山靴や、トレッキングシューズを履くのもよいでしょう。
また鞄は、両手が空くように背負えるものが最適です。リュックサックや、バックパックを用意しましょう。荷物が少なめの方はショルダーバッグもおすすめです。
防寒対策
紅葉の色づきが日本一早いことからも分かるように、この時期の大雪山は一気に寒さを増していきます。標高の高いところでは、9月に入ると気温が10℃未満になる日も珍しくありません。そのため寒さに備えて、厚手のパーカーやウィンドブレーカーなどの長袖を着ていく、もしくは持っていくことをおすすめします。
10月にもなると冬の装備が必要なので、厚手のフリースやヒートテックを着用するようにしましょう。また山の麓と頂上では気温がまったく違います。標高の高いところに行く場合は、ニット帽、手袋、ダウン等で防寒対策をしっかり行うようにしてください。
雨対策
山の天気は変わりやすいため、雨具を忘れずに持っていきましょう。傘よりもレインコートが動きやすくておすすめです。視界も悪くならないので景色を楽しむこともできますよ。
また事前に完全に雨が予想されているのであれば、靴は長靴を履くのがよいです。
ヒグマ対策
大雪山はヒグマの生息域です。その中でも、先ほど紅葉スポットとして紹介した大雪高原温泉沼は、ヒグマが多く生息しています。
ヒグマ対策の持ち物として、鈴や笛など、音の出るものを携帯しましょう。こちらの存在をヒグマに知らせることが大事です。また万が一、至近距離で遭遇したときに備え、クマ撃退スプレーを持っているとより安心です。
もしもヒグマに遭遇した場合は、近づかないよう十分注意を払ってください。
楽しむためのアイテム
カメラを持って行って、美しい紅葉や自然豊かな山の景色を写真に収めましょう。一緒に行った方との記念撮影も忘れずに♪
また双眼鏡があれば、野生動物の姿を確認できるかもしれません。大雪山にはヒグマをはじめ、エゾシカ、キタキツネ、エゾオコジョ、エゾリス、野鳥など多くの動物が生息しています。自然の中で暮らす動物の姿を見られたら、きっと思い出に残りますよ。
比布町からも大雪山を楽しむことができます
大雪山国立公園の紅葉を間近で堪能した後は、広大な大雪山の全貌を楽しんでみてはいかがでしょうか。
弊社 遊湯ぴっぷのある比布町は、日本一大雪山がきれいに見えるまちとして知られており、大雪山国立公園から車で40分ほどの位置にあります。季節を問わず、晴れている日には大雪山がとてもきれいに見えますよ。もちろん秋には、美しく紅葉した大雪山を眺めることができます。
そこで、比布町から大雪山が見られる場所の中でも、ぜひ足を運んでみていただきたいおすすめの絶景スポットを3つご紹介します。
1、ぴっぷいいながめ台
ぴっぷいいながめ台は、ぴっぷスキー場山頂のリフト降り場にある展望台です。比布北インターチェンジ近くの「ほくれいスカイロード」を車で進んでいくと到着します。(※通行可能期間:5~10月)
パラグライダーの滑空場としても利用されている場所で、大雪山系の山々と旭川市街地が一望できる絶景スポットです。夕日もきれいに見ることができ、赤く照らされた大雪山の山々は見事なものですよ。
住所 | 北海道上川郡比布町北7線17号 |
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駐車場 | あり |
アクセス | 比布駅から車で約25分比布北ICから車で約10分 |
2、比布大雪パーキングエリア交流展望広場
日本最北のパーキングエリアである「比布大雪パーキングエリア」に隣接している広場です。高速道路からも一般道路からも入ることができます。
ここから眺める大雪山は、世界一きれいと評判です!その眺めの美しさから、町民の隠れたデートスポットにもなっているそうですよ。
住所 | 北海道上川郡比布町北6線 |
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駐車場 | あり |
アクセス | 比布町から車で約5分 |
3、村上山公園
町制施行を記念し桜やツツジなどが約400本植樹され、昭和38年5月に開園した公園です。近年トイレや駐車場、展望台が整備され、新たにオープンしています。
雄大な大雪山を正面から眺められるだけでなく、比布町の中心街を一望することもできます。景色が良いので、地元の方のお散歩コースとしても人気なスポットです。
住所 | 北海道上川郡比布町北3線 |
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駐車場 | あり |
アクセス | 比布町から車で約5分 |
まとめ
大雪山国立公園の紅葉スポットと、紅葉を観るための準備について、そして大雪山の全貌を楽しめる比布町の絶景スポットをご紹介しました。
- 【赤岳銀泉台】見ごろ:9月中旬〜9月下旬
- 【黒岳】見ごろ:9月中旬〜9月下旬
- 【層雲峡紅葉谷】見ごろ:10月上旬〜10月中旬
- 【旭岳】見ごろ:9月中旬〜10月上旬
- 【三国峠】見ごろ:9月上旬〜9月下旬
- 【大雪高原温泉沼】見ごろ:9月中旬〜9月下旬
- 【動きやすい格好】靴:スニーカー(ハイカット)、登山靴、トレッキングシューズ 鞄:リュックサック、バックパック、ショルダーバッグ
- 【防寒対策】9月:厚手のパーカー、ウィンドブレーカー 10月:厚手のフリース、ヒートテック、ニット帽、手袋、ダウン
- 【雨対策】レインコート、長靴
- 【ヒグマ対策】鈴、笛、クマ撃退スプレー
- 【楽しむためのアイテム】カメラ、双眼鏡
- ぴっぷいいながめ台
- 比布大雪パーキングエリア交流展望広場
- 村上山公園
大雪山国立公園の紅葉や、比布町から眺める大雪山を楽しんだ後は、ぜひ弊社 遊湯ぴっぷの宿もご利用ください♪
遊湯ぴっぷは、天然鉱石を使った温泉と四季折々の美味しい料理が魅力の、比布町で一番大きなホテルです。
温泉は、イオン効果が強いとされる「光明石」という天然鉱石を使っており、湯ざわりが柔らかく、体の芯から温まり湯冷めしづらいのが特徴です。肩こり、腰痛、冷え性、疲労回復などの効能もあり大変好評です。
お食事では、調理経験15年以上の料理長が、その豊富な知識と技術を生かして、旬の食材を使ったこだわりの料理を提供しています。その美味しさに魅了されリピーターとしてご利用されるお客様もいらっしゃるほどです。
紅葉を観てまわって遊び疲れた後は、遊湯ぴっぷで癒しの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
大雪山国立公園や、旭川、比布町にお立ち寄りの際は、ぜひご利用ください。心よりお待ちしております。
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