黒岳ロープウェイを遊び尽くす方法を地元のホテルが紹介します
大雪山 2023年7月13日黒岳ロープウェイは冬のアクティビティから、他では中々見られない特徴的な絶景を楽しめることがポイント。
でも、ネット上では意外と情報が少なく、ガイドブックを見てもイメージがつかないという話もよく耳にします。
そこで今回は、ローカル情報通の地元の温泉宿遊湯ぴっぷが、黒岳ロープウェイの楽しみ方について徹底解説!
春夏秋冬全ての季節に対応したおすすめポイントも解説しておりますので、旅行前にぜひご覧ください。
黒岳ロープウェイの基本情報
片道7分、搭乗人数はなんと101人乗り!20分間隔で運行しているため、ギュウギュウになることはなく、また、下山したいタイミングですぐ降りられるのも嬉しいポイント。ただし、立ち乗りかつ多くの人が乗るため飲食は控えましょう。
登った先の五合目では、360°の眺めを堪能できるテラスがあり、思わず写真に収めたくなる絶景が広がっています。
五合目〜七合目を繋ぐリフトも運行しており、冬〜春はスキー場として、夏〜秋は移動手段として解放されており、七合目から山頂目指して登山される方も多いスポットです。
注意点としては、旭岳ロープウェイは大雪山の西側(東川町)経由でのアクセスですが、黒岳は北側(上川町)経由でのアクセスのため、経路が変わることに注意しましょう。
また、例年熊の目撃情報が相次いでいます。熊よけスプレーや対策方法などは事前に調べて準備を整えた上で訪れましょう。
【料金や運行時間について】
料金 | 【ロープウェイ往復】大人:2,600円、子ども:1,300円 【ペアリフト往復】大人:1,000円、子ども:500円 【ロープウェイ+ペアリフト往復】大人:3,300円(300円オトク)、子ども:1,650円(150円オトク) |
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運行時間※細部は公式ページをご覧ください | 【6/30〜9:30】6:00〜18:00 【10/1〜10/15】6:00〜17:00 【10/16〜11/30】8:00〜16:30 【12/1〜1/3】8:00〜16:00 |
運行状況(公式ページに記載あり) | 【公式】大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ |
【季節別】黒岳ロープウェイの遊びスポット・イベント
ここでは、春夏秋冬それぞれの季節にあった黒岳ロープウェイの遊びスポットやイベントを紹介します。
春:3月〜5月「最高の雪質で春スキーを楽しめる」
大雪山の一つである黒岳には、1.2kmにも及ぶスキー場があります。このスキー場、なんと5月のGW明けまでオープンしているんです!
標高が高いため雪が残りやすく、道北だから雪質も良い。春スキーを楽しむには絶好のポイントですよ。
ロープウェイの往復とリフト乗り放題がセットになったオトクなチケットもあるので、ぜひご利用ください♪
【ロープウェイ往復+リフト乗り放題チケット】
大人:4,200円
子ども:2,400円
夏:6月〜8月「雲の絨毯、雲海を見る」
夏の黒岳では雲の絨毯「雲海」を見られます。
絶対に見られるわけではなく、スポット選びや時間帯も重要。初心者が見ようと思っても中々ハードルが高い絶景です。
そこでおすすめしたいのが、りんゆう観光が実施している「雲海ウォッチング」というツアー。
「りんゆう観光」では、2023年6月1日〜9月18日の間に毎朝雲海ウォッチングツアーを行っています。集合が朝5時45分とかなり早めですが、雲海は早い時間でしか見られないのです。
また、ガイドスタッフさんが同行してくれるため黒岳の自然や動物などについても解説してくれるのでその後の黒岳観光もさらに楽しめるようになります♪
営業期間 | 6月1日〜9月18日 5:45〜1時間程度 |
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料金 | 3,500円 |
連絡先 | 011-711-7106 |
住所 | 北海道札幌市東区北9条東2丁目1−8 りんゆう観光 |
秋:9月〜11月「上下にグラデーションがかかった紅葉を楽しむ」
黒岳の紅葉は、上下にグラデーションがかかることが特徴。標高が高いため、8月下旬ごろ山頂から色付きはじめ、約1ヶ月かけて徐々にふもとまで紅葉が降りてきます。
赤から黄色、そして緑になる美しい自然のグラデーションを楽しみたいなら、黒岳ロープウェイは最適の絶景スポット。
ロープウェイやリフトから見下ろす景色も、テラスから見回す景色も最高です。
冬:12月〜2月「スノーシューで山の中を散策する」
黒岳ロープウェイでは、冬にスノーシューツアーが組まれます。これは、ガイドさんと一緒に山の中に入り、スノーシュー(かんじき)で歩きながら雪の世界を堪能するイベント。
道具は全てレンタル可能なため、服装や軽食などの用意をすれば後は現地で楽しめます!
まだ誰も踏み入れてない新雪を踏んで進んでいく体験をぜひこの機会に♪
もちろんスキー場も解放されているため、スキーやスノボーも楽しめますので、冬のアクティビティを楽しみたい方もぜひ!
思ったよりも寒い!黒岳ロープウェイに行く時の服装
黒岳ロープウェイでよくある感想に「思ったよりも寒い」という感想があります。
黒岳を含む大雪山は標高が高く、春の日中でも氷点下になることも珍しくありません。街中が暖かくなってきたから、と油断せず必ず一枚上に羽織れるものを持っておきましょう。
また、冬は街歩きと同じ格好で行くと命に関わります。それぞれのシーズンにおすすめの服装を表にまとめましたので、事前の準備にお役立てください。
季節 | おすすめの服装 |
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春:3月〜5月 | 上下のアウター(防水性であればさらに良い)冬靴がおすすめ |
夏:6月〜8月 | 脱ぎ着できるアウターサングラス(晴れの日は日差しが強いため) |
秋:9月〜11月 | 防風性のあるレインウェア脱ぎ着できるミドルウェア |
冬:12月〜2月 | インナー(上位)、靴下の替え防水の手袋(スキー手袋など)脱ぎ着して調整できるミドルウェア、アウター(凍傷予防が重要です) |
次に、黒岳周辺の観光スポットについても見ていきましょう!
黒岳ロープウェイ周辺の観光スポット
ここでは、黒岳ロープウェイの周辺にある観光スポットを紹介します。
黒岳から車で25分「北海道アイスパビリオン」
北海道アイスパビリオンは、黒岳への通り道にあるため、行き帰りにふらっと寄れるスポットです。
氷点下の世界を楽しめる施設であり、ダイヤモンドダストなどの展示や、日本最低記録気温の-41℃の体験コーナーなどがあり、日常では体験できない世界が広がっているスポット。
特に夏の暑い日、山の景色を楽しんだ後に氷の世界に飛び込むと忘れられない思い出になりますよ!
営業時間 | 9:00〜17:00 |
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住所 | 北海道上川郡上川町栄町40 |
料金 | 大人:1,200円子供:800円 |
連絡先 | 0165-82-2233 |
駐車場台数 | 無料 / 70台以上 |
黒岳から車で1分「層雲峡・大雪山写真ミュージアム」
層雲峡・大雪山写真ミュージアムは、黒岳ロープウェイのすぐ隣にあり、毎年5月上旬から10月下旬までオープンしています。
その名の通り大雪山を撮影した写真の数々が並ぶミュージアムで、季節ごとの大雪山の絶景を写真で楽しめるスポット。
訪れた季節以外の黒岳の景色も楽しむことができ、動物や植物などの美しい写真を静かな館内で見て回る、大人の時間を過ごせるスポットでもあります。
落ち着いたデートやゆっくりとした観光を楽しみたい人におすすめです♪
営業期間 | 5月1日〜10月31日 9:00〜17:00 |
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料金 | 大人:600円中学生以下:無料 |
連絡先 | 0165-85-3415 |
住所 | 北海道上川郡上川町字層雲峡 |
最後に、黒岳ロープウェイをオトクに楽しむ方法をご紹介します。
黒岳ロープウェイは、モンベルクラブでもっとオトクに!
アウトドアメーカーのmont-bell(モンベル)クラブ会員であれば、黒岳ロープウェイの利用料金(ロープウェイ・リフトセット利用権)が10%OFFになるだけでなく、食事も10%OFFで食べられます。
特におすすめは「ともちゃん食堂黒岳店」の、黒岳からあげ丼。テラスで食べられるので、絶景を楽しみながら最高の食事を楽しめますよ♪
旭岳ロープウェイとの違い
黒岳ロープウェイの近くに、旭岳ロープウェイという観光スポットがあります。同じように登山も楽しめますが、大きく2つの違いがあります。
1.旭岳ロープウェイはトレッキングが楽しみやすい
旭岳ロープウェイを登った先には、「周遊コース」と呼ばれる一周約45分で周れるコースがあります。
旭岳の名物である「姿見の池」やいくつもの展望台から絶景を眺められるため、初心者用のコースでありながら大満足のトレッキングコースです。
特に秋の紅葉や、春の緑と雪のグラデーションが美しいので、大自然を眺めて楽しみたい人は旭岳ロープウェイもおすすめですよ♪
2.経路の違い
旭岳は東川町経由で西から訪れ、黒岳は上川町経由で北西から訪れることになります。それぞれ通る経路で寄れる観光スポットが異なりますので、注意しましょう。
旭岳ロープウェイについて詳しくは以下の記事で解説しています。今回の記事同様、楽しみ方を紹介しているのであわせてご覧ください。
まとめ
黒岳周辺の観光スポットで使えそうな記事あれば内部リンク、無ければ黒岳ロープウェイリンク
今回は黒岳ロープウェイについて解説しました。最後にポイントを振り返りましょう。
- シーズンによりロープウェイの時間、運行状況が異なるので事前に公式ページでチェックする
- 服装は基本的に脱ぎ着して調整できるものを用意する。特に寒さ対策は重点的に行う。
- 春:3月〜5月「最高の雪質で春スキーを楽しめる」
- 夏:6月〜8月「雲の絨毯、雲海を見る」
- 秋:9月〜11月「上下にグラデーションがかかった紅葉を楽しむ」
- 冬:12月〜2月「スノーシューで山の中を散策する」
黒岳ロープウェイで遊んだあとは、ぜひ私たち遊湯ぴっぷの宿もご利用ください♪
遊湯ぴっぷがある比布町は世界一大雪山が綺麗に見える町として有名です。
山でたくさん遊んだ後は、北海道最大の山を眺められる比布町で、壮大な大自然を目に焼きつけてみてはいかがでしょうか。
遊湯ぴっぷには温泉もあるので、大雪山観光の後はゆったりとお風呂に浸かり、遊びの疲れを癒すことが可能です。
中には、食事の美味しさに魅了されリピーターとしてご利用してくださる方もいます。
旅の途中に「ほっとする」癒しの時間をつくってみてはいかがでしょうか?
北海道比布町や旭川にお立ち寄りの際は、ぜひご利用ください。
遊湯ぴっぷをみてみる