ホテル良佳プラザ 遊湯ぴっぷ|北海道旭川観光比布町人工温泉

0166-85-4700 ご予約はこちら ぴっぷスキー場

北海道ツーリングの事故情報!命を守る事前準備が1番大切

北海道ツーリング 2022年6月14日
北海道ツーリングの事故情報!命を守る事前準備が1番大切

グルメや気候、走りやすさから、多くのバイカーを惹きつけてやまない北海道。そんな魅力たっぷりな北海道ですが、交通事故の多い危険な土地でもあることをご存じでしょうか?

「せっかくの北海道ツーリングを、事故で台無しにしたくない」。今回はそんなバイカーさんに向けて、北海道ツーリングをする上で気を付けたいバイク事故について、実情やその対策方法を解説していきたいと思います。

北海道ツーリングを楽しめるかどうかは、この記事に書いてあることを意識するかしないかで変わってきます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

ワースト3位。北海道ツーリング中のバイク事故

ワースト3位。北海道ツーリング中のバイク事故

冒頭でも述べた通り、北海道はそもそも交通事故の多い土地です。具体的な数字で見てみると、令和3年度(2021年)の北海道交通事故数は8304件となっています。これは全国平均の6494件と比べても高い数値です。

また、北海道はただ交通事故が多いだけではありません、北海道は交通事故によって死んでしまう人の数も、他の県と比べて多い傾向にあります。

令和3年度(2021年)の北海道の交通事故死者数は120人であり、これは全国で5番目に多い数値。さらに、令和2年度(2020年)の交通事故死者数は144人であり、これは全国でワースト3位の数値となっています。

北海道の死亡事故件数が多い原因として、北海道警察が挙げているのが、バイク事故の多さです。令和2年度(2020年)の北海道のバイク事故による死者は23人であり、これは過去10年で最高の数字となっています。

バイク事故による死亡者の多くは、観光・ツーリング目的でバイクを走らせており、なおかつ7~9月のシーズンに事故を起こしていることが、北海道警察の統計で分かっています。この傾向は、夏に本州から北海道にやってきたバイカーに合致します。

参考:交通事故死ワースト3位の北海道 バイク事故増加 秋の交通安全運動

バイカーの聖地、北海道。開放的な気分になってしまうのはわかりますが、事故を起こしてしまえばせっかくのツーリングは台無しです。バイクを修理するのに多額の費用がかかりますし、最悪の場合は、バイカー自身が命を落としてしまう可能性もあります。

ここまで、北海道のバイク事故の状況について、数字を用いながら説明してきました。では、実際に起きたバイク事故にはどのようなものがあるのでしょうか?北海道で起きたバイクの死亡事故を、2つほど見ていこうと思います。

バイク事故1件目

まず紹介するのは、2020年の6月14日に起きた事故です。北海道小樽市の国道393号線で女性(47)がバイクで転倒し、そのまま道路脇のガードロープに衝突して死亡しました。

右カーブを曲がり切れなかったことが事故の直接の原因とされていますが、スピードを出しすぎたのか、右折車を避けようとしてのことなのか、女性が右カーブを曲がり切れなかった理由ははっきりしていません。

しかし、右カーブを曲がり切れなかった理由として、「道路に穴が空いていたこと」が指摘されているのは注目すべき点でしょう。女性の後ろを走っていた男性は、「女性は道路上にあった穴に前輪がはまり、ハンドルがとられたように見えた」と証言しています。実際、現場には深さ数センチの穴が二か所ほど確認されたそうです。

実は、北海道の道路には、この事件で挙げられているような深い穴が沢山あいているのです。北海道の道路は冬期間雪が降って管理が行き届かなくなるため、本州の道路のように綺麗に整備されていない場所が多く存在します。

仮に、女性が右カーブを曲がり切れなかった理由が道路上にあった穴なのだとしたら、それは北海道特有の悪い道路状況に対応できなかったことが事故の原因になったのかもしれません。

事故を起こした女性は、バイク歴の長いベテランバイカーでした。また、事故当時はフルフェイスヘルメットやプロテクターを着用して事故に備えていたほか、バイク仲間数十人とのツーリングを行っており、お互いに確認し合える状態でした。

このように、事故が起きにくい状況であったのにも関わらず死亡者が出てしまったこの事故は、大いに注目される事件となりました。

参考:北海道のバイク死亡事故が示したドライブレコーダーの必要性とは(佐川健太郎)

バイク事故2件目

次に紹介するのは、2022年5月15日に起きたバイク事故です。北海道の赤井川村でバイクが道路外に飛び出し、運転していた51歳の男性が死亡しました。

事故が起きた現場はきつい右カーブであり、男性は右カーブを曲がり切れなかったことでした。男性がスピードを出しすぎたのが原因ではないかと言われています。

北海道の道路は広く、交通量も少ないため、バイカーはついスピードを出しがちです。この事件のように、急カーブに対応しきれず曲がり切れなかった事故や、大きく膨らんで対向車と衝突したりするバイク事故が、北海道では頻発しています

基本的な考え方ですが、速く走りたい気持ちを抑えて適切なスピードで走ることが、事故を防止するうえで大切です。

参考:バイクが路外逸脱、51歳男性死亡 赤井川

北海道で安全にツーリングを楽しむためにできること

北海道で安全にツーリングを楽しむためにできること

北海道ツーリングをより楽しめるように、気を付けておくべきことをまとめました。

路面状況に注意

北海道の道は、よくアスファルトがひび割れていたり、陥没していたりします。これは、北海道に降る雪が関係しています。冬の間、降った雪が溶けてアスファルトに染み入り、その水が夜間アスファルトの中で凍ることによって、アスファルトが傷ついてしまうのです。

バイクは、状態の悪い道を走る際の振動をダイレクトに受けてしまう乗り物です。北海道の道を走る際には、アスファルトの状況にも目を配らせて置く必要があります。

ヘルメットはフルフェイス必須

北海道ツーリングには、フルフェイスヘルメットが必要です。もちろん、フルフェイスの方が事故時の安全性を高めることができますが、それだけの理由でフルフェイスをおすすめしているわけではありません。

北海道ツーリングでなにより厄介なのが「虫」の存在です。ツーリングのシーズンと重なる初夏から秋にかけて、虫が大量発生します。フルフェイスでシールドがないと、ツーリング中に顔に虫が当たり、最悪の状況になってしまいます。

安全性の点でも、虫を避ける点でも、北海道ツーリングではフルフェイスヘルメットを着用しましょう。

カーブの手前は減速。特に峠の道

先ほど申し上げたように、バイクの死亡事故はカーブで頻発しています。カーブを曲がり切れず道路から飛び出す可能性があったり、カーブが膨らみすぎて中央線からはみ出し、対向車とぶつかる可能性があったりと、カーブの走行は常に危険と隣り合わせ。

特に、北海道の峠道のカーブは要注意。交通量が少ないため、ついつい景色に見とれて、カーブ前の減速を怠ってしまうことも。

カーブの前でしっかり減速し、余裕をもって曲がれるように、スピードを調整しましょう。

自分の技量を過信しない!自分の技量にあった安全運転の徹底!

いつも乗り慣れているバイクだからこそ、基本的な運転を心がけたいものです。バイク事故は、初心者よりも運転に慣れ始めた人が起こしやすいと言われています。運転に余裕が出てくると、初心者のころ持っていた危険意識や、緊張感を忘れてしまい、思わぬ事故に繋がってしまうことがあります。

進路変更や安全確認、そういった基本的なことの積み重ねが安全運転のなによりのコツです。北海道ツーリング中にも、忘れずに意識していきたいですね。

長距離を運転する際は、こまめな休憩!

ツーリング中は、非日常的な状況で気分が上がってしまい、ついつい休憩を取るのがおろそかになりがちです。特に、本州と違って北海道の道は信号で止まる機会が少ないので、休憩を挟まずにひたすら走り続けることができてしまいます。

しかし、バイクは運転していて疲労が溜まりやすい乗り物。車と違い、運転中常に風に晒され続けるので、体には負担がかかります。気持ちよくバイクを走らせるためにも、こまめな休憩は必須条件です。

スピードダウンの徹底!

北海道にはまっすぐで広い道が多く、バイカーはつい速度を出しすぎてしまうことがあります。特に、田舎の方になると一般道でも高速並みの速度で走るバイカーが見受けられます。確かに、大自然のなか、何にもとらわれずバイクで走り抜けるのは気持ちのよいものです。

しかし、やはり速度の出しすぎは事故の元。運転中何かあった時、どうしても反応が遅れてしまいます。そしてそれは、身の危険に直結します。北海道警察によれば、バイクの運転中、危険に気づいたときの走行速度が60〜70kmだと致死率は17.8%ですが、それが80kmだと66.7%にも跳ね上がるそうです。

参考:交通事故死ワースト3位の北海道 バイク事故増加 秋の交通安全運動

また、スピードを出しすぎることは事故につながるだけでなく、速度取り締まりに引っかかってしまう危険性があります。

北海道の道路には、私服警官が隠れていることが多いです。気持ちよくバイクを走らせていたのに、取り締まりで切符を切られてしまうと、その後のツーリングのテンションもだだ下がりです。

旅の疲れをしっかりとる

バイクを運転する際は、しっかりと旅の疲れを取ることが必要です。バイクには常に危険が伴うので、運転時には集中力が必要です。長期間のツーリングを予定する方は前日の疲れをしっかりととり、次の日に備える意識もしておくのがいいでしょう。

北海道のおいしい料理や温泉をたっぷり満喫して、疲れを取っていくのがいいですね。また、キャンプツーリングを計画しているバイカーで、普段キャンプになれていない人は、1日でもホテルのベッドで休むことをおすすめします。

神頼みも対策のうち?バイク神社で安全祈願

札幌から4時間程、東側にバイクを走らせると行くことのできる「浦幌神社」は、バイカー御用達の「バイク神社」。自分の名前とバイクの名前を書いて奉納することで、ツーリング中の安全を祈願することができます。

また、神社の中ではバイクをイメージした特製の「鐵馬御守(テツウマオマモリ)」が販売されているそう。安全意識の高いバイカーは、ぜひ、ツーリング中に立ち寄ってみてくださいね。

参考:バイクに特化した交通安全祈願ができる? バイク神社とは

まとめ

以上、北海道ツーリング中に気を付けたいバイク事故について、実情と対策をまとめてみました。

この記事のポイント
  • 北海道は交通事故が多い危険な土地。昨年の交通事故死者数は全国で五位。一昨年はさらにひどく、ワースト三位を記録している。
  • 事故の事例を見ても分かる通り、北海道ではカーブを曲がり切れずに起こる事故が頻発している。
  • 路面状況、スピードダウン、適度な休憩などを意識することで、バイク事故は確実に減らしていける。
  • バイクの安全祈願ができるスポット、「浦幌神社」もおすすめ。

北海道の令和三年度(2021年)の交通事故死者数は120人で、これは北海道における交通事故死者数で過去最少の数値でした。北海道の死者数をもっと減らしていくにはバイカー1人1人の心がけが大切です。しっかりと体を休めながら、安全運転を心がけていきましょう。

ここで、旅の途中の休憩所として、遊湯ぴっぷを紹介させてください。

遊湯ぴっぷは北海道の中心(比布町)に位置する宿泊施設。温泉、美味しい料理で旅の疲れを癒し、翌日の旅を元気にサポートしています。

「遊湯ぴっぷ」の料理は、30年以上続く人気レストラン、仕出し会社が提供する料理で、宿泊された皆様よりご満足いただいております。

まとめ
まとめ

旅の途中に「ほっとする」癒しの時間をつくってみてはいかがでしょうか?

北海道比布町にお立ち寄りの際は、ぜひご利用ください。

遊湯ぴっぷをみてみる