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北海道の歴史を知ることで観光がもっと楽しくなる!おすすめスポットまで紹介

北海道観光 2025年2月11日

広大な大地と豊かな自然に恵まれた北海道は、古くからアイヌ文化が息づく土地として発展してきました。開拓時代を経て、日本の食や産業、観光の中心地の一つとなったこの地には、歴史を感じられるスポットや伝統が今も数多く残っています。

本記事では、北海道の歴史を紐解きながら、ぜひ訪れてほしい歴史的な場所や文化についてご紹介します。

北海道の魅力をより深く知りたい方は、ぜひチェックしてみてください!

北海道のはじまり|開拓者たち

北海道の開拓のはじまりは、1869年(明治2年)の7月です。

北海道に「開拓史」が設けられ、本格的に北海道開拓が行われるようになりました。日本だけでなく欧米の文化や技術も積極的に取り入れ、産業や農業などの基盤を固めています。

1882年(明治15年)の2月には開拓使の廃止が行われ、札幌・根室・函館の3県が設置されました。

またそこから4年後の1886年(明治19年)には三県一局が廃止する代わりに「北海道庁」が設置され、北海道への移民者が急激に増えたことで著しく発展した歴史があります。

明治時代には、北海道に特産品を根付かせた農学者や、酪農文化を築き上げた獣医師などにより、北海道文化が大きく発展しています。

ほかにも「黒田清隆」や「島義勇」など北海道開拓に尽力した偉人も多く、北海道は多くの文化が根づいた土地となりました。

北海道の大きな歴史の分岐点

北海道の大きな歴史の分岐点となった出来事が、以下のとおりです。

  • 約3万数千年前は行動な旧石器文化を築く「先史時代」
  • 約1万4千年前に作られたことがわかる土器が発掘「北の縄文文化時代」
  • 日本では水稲耕作の弥生文化が広がるも北海道は自然との共生を重視した続縄文文化が続く
  • 5~10世紀には海を生業にしたオホーツク文化到来
  • 1606年津軽海峡の警備強化を図る「松前城」築城
  • 江差の地に繁栄をもたらした北前船が到来
  • ニシン漁の全盛時代
  • 日米和親条約の締結で国際港に
  • 1868年戊辰戦争最後の「箱館戦争」が起こる
  • 1869年7月蝦夷地から北海道に
  • 1883年十勝内陸部の本格的な開拓

北海道は弥生時代や飛鳥・奈良時代などはなく、縄文時代やオホーツク文化時代が続いていました。室町から江戸時代にかけて自然との共生を大切にしたオホーツク文化やアイヌ文化時代が続きます。

明治時代の1869年には蝦夷地から「北海道」に変わり、1883年から十勝内陸部を中心とした北海道開拓が行われました。

多くの偉人の活躍によって、今の北海道文化が根づいています。

北海道の歴史に関わる偉業者

北海道の歴史に関わった偉業者を6人ご紹介します。

  1. 酪農業文化を築き上げた「エドウィン・ダン」
  2. 北海道特産品を根付かせた「ウィリアム・ベン・ブルックス」
  3. 日本を牽引する人材を育てた「ウィリアム・スミス・クラーク」
  4. 北海道の名付け親「松浦武四郎」
  5. 明治政府に北海道開拓の重要性を認めさせた「黒田清隆」
  6. 北海道開拓の父「島義勇」

それぞれどのような人物だったのか貢献した内容を含めて解説していきます。

1、酪農業文化を築き上げた「エドウィン・ダン」

エドウィン・ダンは、アメリカの獣医師で、北海道の畜産や農業文化を築き上げた偉人です。

1873年に牛やめん羊を船に積んで来日し、牧場を開いて乳牛の仕入れや飼育管理、品種改良などの指導を行った人物になります。

ほかにも馬の去勢技術や乳製品、ハム・ソーセージの加工技術の指導も行っており、さまざまな技術を日本に伝えた人物です。

また現在のばんえい競馬における競技方式に、エドウィン・ダンが普及させた馬の使役方法も残っており、競馬業界の偉人としても知られています。

獣医学や西洋獣医学の知識が当時北海道にはおらず、北海道農畜産の歴史を語るうえではエドウィン・ダンの偉業は外せません。

2、北海道特産品を根付かせた「ウィリアム・ベン・ブルックス」

ウィリアム・ベン・ブルックスは、アメリカ生まれの偉業者で、北海道特産品を根付かせた方でもあります。

札幌農学校(現:北海道大学)で農業講義と農学実習などを担当し、玉ねぎやじゃがいもなどの西洋野菜が北海道の土壌で根付くか実験・学生への指導を行った人物です。

今の北海道名産として知られる多くの名産品は、ウィリアム・ベン・ブルックスをはじめとした札幌農学校の教師によって生み出されたものになります。

また栽培法以外にも土地改良や農場建築などにも関わっており、北海道の農業経営文化に大きな影響を与えた人物といえるでしょう。

札幌市東区にある博物館「札幌村郷土記念館」には、顕彰碑が建立されています。

3、日本を牽引する人材を育てた「ウィリアム・スミス・クラーク」

ウィリアム・スミス・クラークは、日本を牽引する人材を育てた人物で、日本では「クラーク博士」の名で知られています。

「Boys, be ambitious(少年よ、大志を抱け)」という名言を残しており、若い人も野心的であれという意味になります。

現在の北海道大学の初代教頭で、植物学の教師としても高い評価を得ている人物です。

マサチューセッツ農科大学のカリキュラムを北海道大学にそのまま移植しており、言語中心のカリキュラムも行っています。

日本の滞在期間はわずか1年ほどですが、人材育成や植物学に関して大きな影響を与えた人物になります。

4、北海道の名付け親「松浦武四郎」

松浦武四郎は、北海道の名付け親として知られる偉業者です。

幕府のお雇役人として北海道の文化や風土の調査を行った人物で、明治新政府から蝦夷地に変わる名称を考えるように依頼されたときに「北の大地に住む人の国」という意味の「北加伊道」という候補を上げています。

明治新政府が「北加伊道」の「加伊」を海に改め、現在の「北海道」という地名となりました。

あまり足を踏み入れていなかった北海道の土地を調査した人物としてもすごい方といえるでしょう。

5、明治政府に北海道開拓の重要性を認めさせた「黒田清隆」

黒田清隆は、明治新政府に北海道開拓の重要性を認めさせた偉業者です。

1870年に樺太専任開拓次官となり、北海道視察後に明治新政府に北海道開拓の必要性を説く「建議書」を提出しています。

また外国人雇用や機械購入を目的に渡米した経験もあり、アメリカから優秀な人物を呼び寄せて北海道の農業や工業、医学などのさまざまな分野の発展を促しています。

現在の北海道の知識や技術は、黒田清隆による貢献が大きいです。

6、北海道開拓の父「島義勇」

島義勇は「北海道開拓の父」として知られており、札幌市の建設に着手した人物になります。

札幌の礎を築いた方で、1856年に当時未開の地であった北海道の探検に随行し、約2年にわたって北海道を歩き続け、調査結果を「入北記」として残しています。

札幌は京の街並みを参考にして設計されており、基盤の目のようなデザインに整備されています。

札幌市役所ロビーには島義勇像も建てられており、島義勇の姿を拝むことが可能です。

北海道の今とこれから

北海道の人口は、2023年時点で511.2万人を超える人数となっており、現在もなお人口が増加しています。

しかし少子高齢化の影響もあり、移住する方が増えている一方で課題先進地域としてもあげられます。

若者人口を中心とした人口が減少しないようにインフラ整備や子育て世代に対する福祉などに力を入れているため、今後は少しずつ住みやすい環境がさらに構築されることが予想されます。

北海道には多くの恵みがあるため、ぜひ北海道に足を運び大自然や名産品を楽しんでみてください。

北海道の歴史を知るスポット3つ紹介

北海道の歴史を知れるおすすめの観光スポットを3つ紹介していきます。

1. 北海道開拓の村(札幌市)

明治から昭和初期にかけての北海道開拓時代の建物を移築・復元した野外博物館。開拓民の暮らしや文化を体感できる施設で、馬車鉄道や伝統的な建築物が見どころです。

開拓の村ホームページ

2. 五稜郭(函館市)

幕末に築かれた日本初の西洋式要塞。戊辰戦争の最後の戦い「箱館戦争」の舞台となった場所で、現在は公園として整備され、五稜郭タワーから星形の城郭を一望できます。

五稜郭タワーホームページ

3. アイヌ文化の発信拠点「ウポポイ」(白老町)

アイヌ民族の歴史や文化を学べる国立施設。アイヌの伝統的な歌や踊り、工芸品の展示、アイヌ料理の体験ができ、北海道の先住民族の暮らしを深く理解できます。

ウポポイ公式ホームページ

まとめ

本記事では北海道の大きな歴史や偉人について解説しましたが、本州とは異なる歴史を辿っています。

オホーツク文化やアイヌ文化が長い北海道ですが、国内外の偉人たちの活躍・開拓によって今の北海道文化が築かれています。

北海道は大自然を満喫できるだけでなく、独自の歴史・文化を学べる土地も多いので、北海道旅行に訪れた際には歴史観光地などもぜひチェックしてみてください。

また、北海道観光に訪れる際には、旭川周辺にある宿「遊湯ぴっぷ」もおすすめですよ。

遊湯ぴっぷは、北海道の中心である比布町に位置する温泉宿のため、美瑛や旭川動物園、富良野などさまざまな観光スポットしやすい場所にあります。

ほかにも、屯田兵が住んでいた家を見学できる屯田兵屋や、アイヌ文化の博物館 伝承のコタンなどが近くにあるため、北海道の歴史をさらに詳しく知りたい方におすすめです。

さらに遊湯ぴっぷは調理経験15年以上の料理長が丹精込めて作る料理は大変好評で、料理を目当てにリピーターとしてご利用されるお客様もいらっしゃるほどです。

ほかにも、洗濯機や乾燥機付きのコインランドリーがあり、子どもや大人の服が汚れてしまった場合でもきれいにできますよ。

旅の途中に、遊湯ぴっぷで癒しの時間を過ごされてはいかがでしょうか。

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