バイクで北海道一周完全ガイド!ルート・日数・時期を地元民が徹底解剖!
北海道ツーリング 2022年5月24日古くから、バイカー の聖地と言われる北海道。広大無辺な自然、どこまでも続く道、綺麗な夜空とおいしい食べ物、バイクで走るのに最高な環境がそろっています。一生に一度は、バイクで訪れたい土地です。
しかし、初心者バイカーにとって、北海道は一度も踏み入れたことのない未知の大地。どんなルートで走ればいいのか、時間はどのくらいかかるのか、不安なことは沢山あると思います。
今回は、そんな北海道に行ってみたいと考えている初心者バイカーに向けて、北海道の魅力とおススメルート、かかる日数やツーリングに最適な時期を紹介したいと思います。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
【魅力】バイカー を魅了する北海道をツーリングするメリット
ここでは、北海道ツーリングの魅力について、魅力を4点ほど紹介します。
魅力①:道路の幅が広いので走りやすい
本州の道、特に都市部の道をイメージしてほしいといわれたら、どのような風景が浮かびますか?おそらく、浮かんでくるのは狭くて、走りにくい道でしょう。
本州の道は交差点が多く、せっかく走り出しても信号のたびに止められてしまいます。また、狭い道なので、常に周りの交通に気を使わなければなりません。このような道でずっと運転していては疲れてしまいますし、ストレスが溜まってしまいます。
しかし、北海道の道は違います。北海道の道は、信号も少なく、制限速度も高めに設定されているので、スムーズにストレスなく走り抜けることができます。まっすぐな道がずっと続くため、頻繁に進路変更を確認する手間もありません。このように、北海道の道は、バイカーにふさわしい、広く、走りやすい道なのです。
たくさんのバイカーが訪れる「遊湯ぴっぷ」。お客様の言葉で印象的だったのが「本州の道は時速60kmで走ると、1時間後に30kmしか進めないが、北海道の道を時速60kmで走ると、ちゃんと60km進める。こんなに気持ちよく走れる道は他にはない。」
日本で一番気持ちよく、バイクを走らせることができること、それこそが、北海道がバイカーの聖地であるゆえんです。
魅力②:海沿いを気持ちよく走れる
北海道は、海に囲まれた土地です。だからこそ、海沿いの景色を最大限楽しむことができます。特に、札幌から道北へ向かう道「オロロンライン」は、100km単位で海沿いの風景がずっと続いていきます。太陽に照らされた海を真横に、颯爽と駆け抜ける。バイカーにはたまらないシチュエーションです。
魅力③:食べ物がどこ行っても美味しい
北海道の魅力の一つとして上げられるのは、なんといっても食べ物のおいしさ。いくら、サケ、ウニといった海鮮だけでなく、スイーツ、ジンギスカン、スープカレー、ラーメンと、北海道には沢山のおいしい食べ物があふれています。
食材の味からして違うので、北海道では何を食べてもおいしく新鮮。北海道で様々な美食を食べ歩いて、自分のお気に入りを見つけてみましょう。
魅力④:相場が安い
北海道の宿泊施設は、関東の宿泊施設の値段と比べて低めに設定されています。格安のユースホテルだと大体3000~5000円ほどのお値段で泊まることができます。
また、バイカー用の宿泊施設で、北海道の各所にあるものとして「ライダーハウス」というものがあります。こちらは、2000円以下という格安のお値段で泊まることができるため、全国のバイカー御用達の施設となっています。ライダーハウスの中には無料で宿泊できるところも!このように、宿泊費からみても、北海道はバイカーにとって天国のような場所です。
【ルート】北海道1周するための経路を紹介
基本的にルートは自由です。自分の行ってみたいところを選ぶのがいいでしょう。
ここでは、主に北海道ではどのようなルートがあるのかカテゴリーで紹介します。
・オロロンライン

オロロンラインは、小樽から北海道の最北端、稚内まで続く、全長320km程の道路です。日本海沿いをひたすら走り抜けるこの道路は、まさに北海道の道を体現したような、まっすぐに続く、走りやすい道路です。
道路沿いには、「オトンルイ風力発電所」「サロベツ原野」と素晴らしい景観が楽しめる観光スポットも。北海道をバイクで走る際には、外すことのできないルートとなっています。
・オホーツクライン
国道238号線(オホーツクライン)は、北海道最北端の稚内から、オホーツク海に沿って網走まで続く、319kmの道路です。宗谷岬を経由することから、日本最北の国道と言われることがあります。
周辺には湿原や湖が点在しており、氷河期のまま保存されているかのような大地を味わうことができます。独特の雰囲気の中、なだらかな丘陵を走るのが癖になるバイカーは沢山いるそうです。
夕日の美しい「クッチャロ湖」や、猿払村近くにある標識のない直線道路、「エサヌカ線」も合わせて楽しむことができます。
・知床横断道路
国道334号線(知床横断道路)は、世界遺産に認定されている知床半島を、東西に横断する道路です。
全長27.4kmのこの道路の魅力は、なんといっても知床の山々とオホーツク海を一望できる景観にあります。知床連山の山並みや、日本百名山の一つである「羅臼山」、360度に開けた知床の自然を、ワインディングロードに沿って余すことなく楽しむことができます。
天気が良ければ、峠の頂上から北方領土である国後島が見えるかも?ぜひ、晴れた日に訪れてみてくださいね。
・サラブレッド街道(天馬街道)
サラブレッド街道(別名 天満街道)は、道央の日高〜十勝地方を抜ける山間道路です。名前の通り、この道路沿いには沢山のサラブレットの馬を見ることができます。ここで育った馬は日高のサラブレッドとして競馬で活躍したり、ばんえい競馬場でばん馬となったりするそうです。
また、日高山脈を貫くこの道路は、紅葉の名所として有名です。秋に北海道に来た際には、訪れてみるといいかもしれませんね。
城岱(しろたい)スカイライン
城岱スカイラインは、道南の函館付近にある、全長17kmの道路です。道南随一の展望スカイラインというふれこみで、有名なスポットです。特に、頂上の景色は見事なもので、函館市街や牧場風景を、開けた視界から一望することができます。
他にも、魅力的なルートが北海道には存在するので、こちらも参考にしてみてくださいね。
絶景プラン!北海道海岸沿い一周ルートをまとめて紹介
【日数】バイクで北海道一周するには最低限10日必要
バイクで北海道を一周するのには、何日かかるのでしょうか?実は、北海道一周にかかる日数はルートや車種、旅の楽しみ方によって異なってくるので、一概に何日とは言えないのです。
例えば「走りながら景色を楽しむだけでいいから、1週間でいい」という人もいれば、「観光スポットをじっくり見たいから1か月必要だ」という人もいます。
ここでは、一つの目安として、景色も、観光も、程よく楽しみたい方を想定して、何日かかるのかを考えてみます。日数は、北海道一周の総距離と、一日の走行距離を元に算出していきます。
ではまず、総距離について考えてみましょう。
北海道一周の総距離は、海岸線に沿って進むルートではおよそ2800km程だといわれています。途中で観光スポットによったり、道からそれて進む場合も考えると、大体3000kmぐらいがバイクで北海道を走る距離だといえます。
次に一日の走行距離について考えてみましょう。だいたいの目安として、250cc以上のバイクで北海道を走る場合、休憩や観光を挟みながら走れる一日の走行距離は250~300km程度です。もちろん、頑張れば400~500kmを一日で走ることもできますが、それだと一日中走りっぱなしになってしまうため、やはり250~300km位を一日の走行距離として考えるのがよいでしょう。
ここまでの話をまとめると、景色も、観光も、程よく楽しみたい方が北海道を一周するためには、3000km(総距離)÷250~300km(一日)で大体10日~2週間程かかるということがわかります。
休暇の日程や北海道にいくためのフェリー移動の時間も考慮して、北海道一周の計画を立ててみてください。
【時期】北海道一周するベストな時期は6月〜9月
結論から言うと、北海道を一周するのに適したシーズンは6月から9月です。
そもそも、北海道でバイクに乗れる期間は5月から10月と、とても短い期間となっています。なぜなら、11月から4月にかけては雪が降るからです。雪が降ると、道に雪が積もったり、雪山で視界が悪くなったりと、道路状況がとても悪くなってしまいます。また、雪が降っていなくても路面が凍結していたりするので、地元のライダーも11月から4月の時期はバイクに乗りません。
また、バイクシーズン初めの5月と10月は、バイクに乗るには寒い時期です。年にもよりますが、平均気温は大体10度代前半。バイクに乗ると体感温度はもっと下がるため、ツーリング中は身に染みる寒さに襲われることになります。
また、道東の方ではそもそもの気温が10度を切るところもあります。峠や場所によっては、まだ雪が積もっているところも。このような寒さでは、キャンプするのも難しくなってきます。一応バイクで走れる季節ではありますが、できるだけ、5月と10月は避けるのが良いでしょう。
6月から9月は、その点バイクでツーリングするには絶好のシーズンです。風を切りながらちょうどよい涼しさを味わえますし、北海道の持つ、日差しのよい晴れた青空を目いっぱい楽しむことができます。
ただし、夏休みの時期は宿泊施設やキャンプ場は家族連れ、大学生で賑わうので、フェリーやホテル、キャンプ場の予約は事前にしておくのがおすすめです。
まとめ
以上、バイクで北海道を一周する魅力、おススメルート、日数、最適な時期について紹介してきました。
- 広い道、海沿いを走れる道、食べ物、相場の安さ、北海道の魅力は沢山ある!
- バイクで北海道を走るなら、オロロンライン、知床横断道路、オホーツクラインなどのルートがおススメ!
- 北海道一周にかかる日数は人によってまちまち。景色も観光も楽しみたい方は10~2習慣を目安に
- 北海道一周の最適な時期は6~9月。雪が降ったり、寒くなったりする時期を避けるのが吉。
ぜひ、この記事を参考にしながら、北海道一周の計画を立ててみてくださいね。
また、北海道一周の中で、ちょっと一息つきたくなった時には、ぜひ遊湯ぴっぷを訪れてみてください。
遊湯ぴっぷは北海道の中心(比布町)に位置する宿泊施設。温泉、美味しい料理で旅の疲れを癒し、翌日の旅を元気にサポートしています。
「遊湯ぴっぷ」の料理は、30年以上続く人気レストラン、仕出し会社が提供する料理で、宿泊された皆様よりご満足いただいております。


旅の途中に「ほっとする」癒しの時間をつくってみてはいかがでしょうか?
北海道比布町にお立ち寄りの際は、ぜひご利用ください。
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