北海道の中心に位置する旭川では、本州より一足早く秋が訪れます。

木々がオレンジ色に色づき、気候は涼しくなり、北海道の優美な自然をもっと直接的に、もっと優美に感じることができるのが、旭川の10月。

夏休みのハイシーズンに比べて観光客も少ないため、ゆったり落ち着いた気分で観光することができます。

今回は、地元の温泉宿「遊湯ぴっぷ」が、10月におすすめの旭川観光スポットや服装、グルメについての情報をお伝えさせていただきます！

現地に居る宿ならではのスポットを紹介していますので、参考にしていただけると幸いです。

それでは、早速見ていきましょう。

10月の旭川観光のおすすめスポット5つ厳選

まず10月の旭川観光におすすめの観光スポットを5つほど紹介したいと思います！

1.アクセス良好！旭川市街地を一望できる場所「嵐山展望台」

まず紹介するのは「嵐山展望台」。

標高253Mから、旭川の市街地を見渡すことができます。

嵐山は昔、アイヌ民族に「チノミシリ」（われらが祈る山）と呼ばれ、聖地として崇められていました。

展望台から見下ろす景色は素晴らしく、紅葉が本番を迎える10月には、オレンジに色づく旭川の街並みを一望できます。夕方に行けば、夕日に照らされてさらにオレンジに染まった景色になるでしょう。

また、天気のいい日は紅葉に色づいた大雪山系の山々も見ることができます。美しい黄葉の中散策しながら、素敵な景色を楽しんでみてくださいね。

営業時間	なし（おすすめは夕方）
住所	北海道上川郡鷹栖町９線
公式ページ	嵐山展望台

2.まるで、美しい絵画の中を歩くかのような体験「上野ファーム」

2つ目に紹介するのは「上野ファーム」。

有名なガーデンデザイナー上野沙由紀さんが作り上げた、英国風の観光庭園です。旭川観光では定番のスポットとなっています。

北海道の気候・風土に合わせた庭園内では、季節ごとに違った花々が広がっており、四季によって色々な姿を見せてくれます。

10月にはアスター、シュウメイギク、オーナメンタルグラスなどの花々が咲き乱れ、背景に映る木々は美しく色づきます。庭園内を歩く気分は、まるでゴッホやモネの印象画の世界の中で動いているようです。

上野さんは元々、お米の個人販売をしている方でした。

お米を買いに来たお客さんに、少しでも農村風景を楽しんでもらおうと草花を植えたのが「上野ファーム」の始まりだそう。

30年以上経った今では、毎年大勢のお客さんが、国内外問わず訪れる人気のスポットとなりました。

庭園内には自然味あふれる内装に包まれた「NAYA cafe」があり、「ライスコロッケ」や「チキンロール」などの軽食、地元の牧場から仕入れた牛乳を使った「ソフトクリーム」などが味わえます。

花に囲まれた庭園内で写真を撮れば、旅行の思い出になること間違いなしです。

毎年10月に年度の営業を締める上野ファーム。その節目の月に、ぜひ訪れてみてくださいね。

営業時間	2023年度4月21日～10月15日 10:00~17:00
住所	北海道旭川市宮前1条3丁目3番32号
連絡先	0166-478-741
公式ページ	上野ファーム公式HP

※2023年度のスケジュールです。詳細は公式ページをご覧ください。

3.視界いっぱいに広がる色の世界「美瑛町」

旭川から車で40分ほどの場所にある美瑛町。

なだらかな丘の上に位置する美瑛町をドライブすれば、視界いっぱいに広がる、開放的な自然の景色を見ることができます。

その景色は昔から多くの人々を魅了し、「セブンスター」（たばこ）や日産自動車の広告でも使われました。

そんな美瑛は夏に観光のハイシーズンを迎えますが、秋の景色も魅力的。特に、紅葉が美しく映える10月は、景色を楽しむのに絶好のタイミングとなっています。

緑色の草が生い茂る丘の景色に沿って、カエデ、ナナカマドなどの広葉樹やカラマツがオレンジに色づいていきます。360度に開けた視界からははるかにみやる新雪をまとった白い大雪山系、そして残りの視界を埋め尽くすかのように、青々とした空が広がります。

紅葉のオレンジ、新雪の白、緑のじゅうたんが広がる丘、そして空の群青…。

秋の美瑛町の景色の魅力は、そういった優美な色のコントラストが、視界いっぱいに広がるところにあるのです。

10月の秋空と、開放的な景色の組み合わせを、ぜひ味わってみてください。

住所	北海道美瑛町
連絡先	0166-924-378
公式ページ	美瑛町観光協会

4.秋には必ず訪れたい！紅葉溢れる温泉地「層雲峡」

「層雲峡」は旭川から車で1時間で行くことのできる温泉地です。

この地域は比較的標高の高い産地なので早い時期から紅葉を見ることができ、赤、黄色、そして緑が混ざった色鮮やかな景色を楽しむことができるスポットになります。

また、層雲峡には「紅葉谷」と呼ばれる、紅葉を見るために名付けられたようなスポットが存在します。

温泉街の外れにあり、片道700mの散策路を抜ければ「紅葉滝」という美しい絶景スポットに。

層雲峡の温泉街では日帰り利用のプランが充実しています。泊りがけでも、ドライブの途中に立ち寄るのでも、どちらでも楽しめます。

10月の清涼な空気の元、温泉で心と体を癒してみてくださいね。

住所	北海道上川郡上川町層雲峡
連絡先	0165-853-350
公式ページ	層雲峡観光協会

5.紅葉の狭間にみえる優美な絶景「銀河の滝・流星の滝」

旭川から東側に、山道をしばらく進むと見えてくるのが銀河の滝と流星の滝。層雲峡温泉街からのアクセスもよく、合わせて訪れる方も多いのだとか。

24kmにわたって続く断崖絶壁を流れ落ちる滝の優美な光景には、思わず嘆息してしまいます。

「銀河の滝」は日本の滝百選にも選ばれています。壮大なスケールで断崖を落ちていく滝を、2つ同時に楽しむことができる名スポットです。

住所	北海道上川郡上川町層雲峡
公式ページ	【層雲峡】銀河・流星の滝

10月の旭川の天候と適した服装

10月の旭川は、本州と比べてひんやりとした空気に満ちています。夏の気配をわずかに残す本州の10月に比べて（東京の10月の平均気温は22度）、旭川の10月の季節は完全に「秋」。

ほのかに涼しい日〜冷え込む日の間を繰り返すようなイメージです。

厚手のものでなくてもいいので、ジャケットやセーターなどを着るのがおすすめです。トレンチコートなどのアウターを合わせるのもいいでしょう。

注意すべき点は昼夜の寒暖差。

旭川に限定せずとも、北海道の10月の夜は冷え込みます。日中と10度以上温度差が開くこともしばしば。夜に出歩く際には、必ず上着を羽織りましょう。

10月に食べたいグルメ

旭川周辺で食べられる旬な食べ物を紹介しましょう。旅行の機会にぜひ食べてみてください。

きたあかり

ホクホクとした食感が魅力的で「じゃがバター」などの料理で道民に愛されるジャガイモ、「きたあかり」。

男爵よりも強い甘みがあり、味わい深い点が特徴です。

旭川と同じ、上川地域に属する美深町は、きたあかりの生産地として特に有名です。美深町で採れたきたあかりは実に甘く、くりのように甘いことから「くりじゃが」という名前をつけて売られています。

そんなきたあかりを使ったコロッケサンドが楽しめるのが、複合商業施設の一角にある「みんなの大ぱん」。

サクサクの衣の中に入ったコロッケは、口の中に独特の甘みとホクホクとした食感を連れてきます。

「みんなの大ぱん」他にもスイーツ好きにはうれしいフルーツデニッシュや、小腹を満たすのにピッタリなエビフライやから揚げの入ったロールパンなどが用意されています。

まとめ

今回は10月の旭川について解説させていただきました。最後にポイントを振り返りましょう。

今回は10月の旭川観光に絞ってのお話でしたが、このサイトでは旭川観光に関する様々な情報を無料で公開しています。ローカルな情報をたくさん詰め込んでいますので、ぜひ参考にしてください♪

また、旭川近郊での旅行をお考えの方は、ぜひ10月の比布町にもお越しください。10月の比布町には「ぴっぷ秋の味覚まつり」など魅力が満載。

都心部からやや離れているため交通量も少なくゆったりとした観光を楽しむことができます。

もし、旭川観光をお考えの方は「遊湯ぴっぷ」もご検討ください。

遊湯ぴっぷは、北海道の中心（比布町）に位置する宿泊施設。どこの観光スポットにもアクセスしやすく、遠出の際の中継地点や、旭川観光でご利用いただける施設となっております。

遊湯ぴっぷは温泉、美味しい料理で旅の疲れを癒したいと思っており、お客様の中には「料理が美味しいから泊まりに来る」という方も。

「遊湯ぴっぷ」の料理は、30年以上続く人気レストラン、仕出し会社が提供する料理で、宿泊された皆様よりご満足いただいております。

旅の途中に「ほっとする」癒しの時間をつくってみてはいかがでしょうか？

北海道比布町や旭川にお立ち寄りの際は、ぜひご利用ください。

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