【全力で楽しめる】オロロンラインのバイクツーリングを徹底解剖
北海道ツーリング 2022年6月8日バイカーの聖地、北海道。おいしいグルメ、穏やかな夏の気候、宿泊費の安さ、地元民のやさしさ等々、北海道の魅力をあげていけばキリがありません。しかし、北海道がバイカーにとって魅力的である一番の理由は、「最もバイクで走りやすい道」が北海道にあるからです。
地平線までずっと続く、長くまっすぐな道。信号や障害物など、行く手をはばむ人工物は何もありません。視界に広がる雄大な自然を楽しみながら、思いのままにバイクを走らせることのできる、そんな道が、北海道にはあります。
今回は、そんな北海道の道をまさに体現した海沿いの道路、「オロロンライン」について紹介したいと思います。
この記事を見て、オロロンラインについて具体的なイメージを持って頂ければ幸いです。
オロロンラインの基礎
オロロンラインは、北海道の港町小樽から、最北端の稚内まで続く道路です。どこまでもまっすぐに続く道を走りながら、道路沿いに広がる日本海の景色を存分に味わうことができます。
オロロンラインの全長320km。なんと東京から仙台に行くのとほとんど同じ距離だと言うのだから驚きです。全部を走り抜けるのには、休憩を挟みながら7~8時間程かかります。走破を目指すのならば、余裕を持って予定を立てる必要があります。
オロロンラインに行くためのルート
オロロンラインに入るルートは、人によって様々。ここでは、おススメルートを3つほど紹介します。
ルート①小樽から入るルート
オロロンラインに入るルートの一つ目は、小樽から入るルートです。舞鶴や新潟からフェリーで北海道にくるバイカーは、小樽が旅の出発点になります。
小樽は、かつて「北のウォール街」と呼ばれ、金融で栄えた港町です。当時の街並みや、運河が今も保存されており、歴史的な雰囲気を楽しむことができます。
また、小樽はオロロンラインの出発点です。「オロロンラインを完全制覇したい!」というバイカーは、小樽からオロロンラインに入るルートがおすすめです。
ルート②苫小牧から入るルート
オロロンラインに入るルートの二つ目は、苫小牧から入るルートです。フェリーで北海道に向かう多くのバイカーは、まず苫小牧に到着します。
苫小牧は、海沿いに工場が広がると同時に、自然にもあふれている穏やかな工業都市です。周辺には温泉街として有名な登別や、アイヌ民族の文化に触れられる白老、数多くの動植物が見られるウトナイ湖などがあります。
ルート③旭川を経由してから入るルート
オロロンラインに入るルートの三つ目は、旭川を経由してから入るルートです。
旭川市は、北海道の中心にある都市で、その人口は札幌についで道内2位を誇っています。有名な旭川動物園や四季折々の花を楽しむことができる上野ファーム、大人も子どもも楽しめる科学博物館サイパルなど、必見の観光スポットが目白押しです。
また、旭川は古くからお米の生産地だったこともあってか、おいしいグルメが沢山あることで評判となっています。札幌・函館と並んで北海道三大ラーメンと言われる旭川ラーメンや、若鶏を半身で焼いた新子焼き、海鮮やジンギスカンなど、ご当地グルメを存分に味わうことができます。
オロロンラインで絶対とまりたい絶景スポット
全長320kmに及ぶオロロンラインの道中には、外せない観光スポットが沢山あります。ここではそれらの観光スポットを一つ一つ解説したいと思います。ぜひ、行ってみたい観光スポットを見つけてくださいね。
観光スポット①千本ナラ
札幌から75kmほどバイクを走らせて、石狩市浜益区に行くと見ることのできる千本ナラ。その名前は空へ伸びていく枝がまるで千手観音の手に見えることから来ているのだとか。樹齢八百数十年、樹高18mというスケールの大きさは、見る人を圧倒します。
その荘厳な雰囲気から、触れればパワーを貰えると評判の千本ナラ。ツーリングの途中に訪れれば、疲れた体にエネルギーを貰えることでしょう。
観光スポット②黄金岬海浜公園
黄金岬海浜公園は、札幌からバイクで約3時間ほどのところにある土地、留萌の観光スポットです。夕日で有名な場所であり、オレンジ色に照らされた日本海の景色を存分に楽しむことができます。
明治時代、ニシン漁がさかんだったころ、ニシンの背びれが夕日に染まり、海が黄金色に見えたのが「黄金岬」という名前の由来だそう。今やニシンは「幻の魚」と言われ、漁獲量もだいぶ減ってしまったため、かつての黄金岬を見ることはもうできません。
しかし、岩場に打ち寄せる荒波や、美しい夕日はそれだけでも心を揺さぶられます。夕日を見ながら、かつてのニシン漁の情景を想像してみるのも、風情があっていいかもしれません。
また、公園内に無料で使えるキャンプ場があるのも、宿泊費を抑えたいバイカーにとっては嬉しい要素です。
観光スポット③三毛別羆(ヒグマ)事件復元地
三毛別羆事件復元地は、オロロンラインを少し逸れて、道道1049号線をまっすぐ進むと行くことのできる観光スポットです。
大正時代に起きた史上最大の熊害と言われる「三毛別羆事件」の起きた民家を、再現したこのスポット。周辺には熊の穴や、熊が爪でひっかいた樹木が残っているのだから驚きです。のべ10人もの被害者を出した事件の、現地ならではの並々ならぬ雰囲気を感じることができます。
観光スポット④オトンルイ風力発電所
オトンルイ風力発電所は、オロロンラインを北上する途中で見えてくる風力発電所です。高さ100Mの風車が28基、3.1kmにわたって続く景色は目を見張るものがあります。まっすぐに伸びる道路と、奥行きのある風景には、幻想的な美しさを感じてしまいます。
途中には、バイクを止められる場所もあるので、自身の愛車と写真を撮ってみましょう。きっと、最高の一枚になるはずです。
観光スポット⑤サロベツ原野
サロベツ原野は豊浦町、幌延町の3つの市町に広がる広大な湿原です。20000haを超える湿原には数多くの動植物が生息しており、散策コースでそれらを観察することができます。
ミュージアムやレストハウスを併設する施設「サロベツ湿原センター」もあります。大自然と一体になる贅沢な時間を、サロベツ原野で体験してみませんか?
観光スポット⑥宗谷岬
長くまっすぐなオロロンラインを抜け、最北端に到達すると現れるのが宗谷岬。ここに到達することは、バイカーにとってもある種のステータスとなっています。
宗谷岬は日本最北端の地としても有名ですが、夕日の名所としても有名です。実際、多くの観光客が夕方に宗谷岬を訪れています。また、宗谷岬は樺太(サハリン)と43kmほどしか離れていないため、天気のいい日は海の先にロシアの大地をみることができるかもしれません。
オロロンラインの絶賛グルメ
なかなか一息では走りきることのできないオロロンライン。旅の休憩がてら、北海道ならではの美食を堪能するのもよいでしょう。ここでは、オロロンラインの道中で食べられる絶品グルメを紹介したいと思います。
グルメ①海鮮丼
オロロンラインのグルメとして、まずご紹介したいのが、「蛇の目寿司」の海鮮丼。留萌の中心に店がある「蛇の目寿司」では、トロ、アワビ、ズワイガニ、マグロ、いくら、ウニなど、様々な海鮮を盛り合わせた海鮮丼を楽しめます。海鮮の種類は、なんと合計18種類。一度食べたら忘れられない北海道の海鮮の味。ぜひ「蛇の目寿司」の海鮮丼でたっぷり味わってくださいね。
グルメ②えび丼
続いて紹介したいのは、羽幌町にある「北のにしん屋さん」で食べることのできる、エビ丼です。「北のにしん屋さん」はバイカー御用達の食堂であり、そのおいしさはバイカーの間でも定評があるのだそう。
甘エビ水揚げ量日本一を誇る羽幌町。ぜひ、その特産品であるエビをじっくり味わってみてください。
グルメ③スイーツ
甘いものが食べたくなった時には、道の駅てしおで売っている「どらソフト」はいかがでしょうか。しっかり焼かれたどら焼きの生地に、冷たくて甘いアイスが挟まった絶品スイーツです。牧場で作られたアイスと、あんことの相性はバツグン。おやつや食後のスイーツとして、食べてみてください。
まとめ
以上、オロロンラインについて、その概要や経由ルート、周辺の観光スポット/グルメを紹介してきました。
- オロロンラインは、まっすぐで走りやすい、北海道の道を体現したような海沿いの道路。
- オロロンラインに入るには、小樽/苫小牧から入るルートと、旭川を経由して入るルートがある。
- オロロンライン周辺には、美しい景観に触れられる観光スポットが沢山ある。
- オロロンラインの道中には、北海道ならではのグルメやスイーツがある。
日本海を見ながらひたすらバイクでまっすぐ進むことのできる道、オロロンライン。是非一度バイクで訪れてみてくださいね。
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