北海道ツーリングに必要な持ち物28選!失敗しないための必需品と旅のコツを解説します
北海道ツーリング 2022年8月17日ライダーの聖地と呼ばれる北海道。一度はツーリングを夢見ることでしょう。
しかし、関東のツーリングと異なり、寒暖差のある北海道のツーリングは持ち物選びが難しいとされています。
そこで今回はバイカーに人気の宿、遊湯ぴっぷが北海道ツーリングに必要な持ち物について解説します。
地元民としての知識はもちろん、バイカーのお客様から実際にお聞きした情報を元に解説しますので、この記事を読めば北海道ツーリングの準備はバッチリです。
北海道ツーリングで必要な持ち物のチェックリスト
最初に、最低限必要な持ち物のチェックリストを公開します。旅の直前に忘れ物が無いかチェックしましょう。
- ヘルメット(シールド付き)
- グローブ(3シーズン対応のもの)
- ライダージャケット
- ライダーブーツ
- 免許証・保険証・車検証
- 荷台・荷台用ネット
- バイクの合鍵
- USB充電コネクタ
- ウエス
- 工具
- 長袖、長ズボン
- 速乾性のある下着
- 厚手の靴下
- 寝巻用Tシャツ・ズボン
- 温度調節できるミドルウェア
- レインスーツ上下
- ヘルメット撥水スプレー
- ビニール手袋(雨天時)
- ブーツカバー
- 歯ブラシ
- 日焼け止め
- 常備薬
- 洗顔・化粧水
- ボディーソープ・シャンプー
- タオル
- ウェットティッシュ
- ジップロック
- 耳栓
バイクウェア
まずは絶対に必要なバイク周りの持ち物から紹介します。
- ヘルメット(シールド付き)
- グローブ(3シーズン対応のもの)
- ライダージャケット
- ライダーブーツ
ヘルメット(シールド付き)
北海道ツーリングは山間部を抜けることが多いです。自然豊かなため、その分虫が多く飛んでおり顔に当たることが多々あります。
ヘルメットはフルフェイスかつシールド付きの物を選びましょう。また、シールドについてはクリアカラーの方がトンネルや暗い道を走る時に見やすいです。
グローブ(3シーズン対応のもの)
北海道は地域によって気温が大きく変わります。盆地は暑く、海沿いは寒いため3シーズン対応のグローブがおすすめです。
真夏に行く場合は夏用+3シーズンの2セットで挑むライダーも多く、中には軍手やインナーグローブで調整する人もいます。
ライダージャケット
夏場の北海道ツーリングであれば普段使用しているものでOKですが、秋の北海道を走る場合は冬用のライダージャケットを着用しましょう。
お盆過ぎの北海道は肌寒く、体感温度は10度を切ることも多くあります。冬用のジャケットが無い場合は中に重ね着して対応することをおすすめします。
ライダーブーツ
北海道は道が長いため、普段使いの靴ではギアチェンジやブレーキの度に足に疲労が溜まります。そのため、ライダーブーツは必須アイテムです。
バイク用品
次に、バイク用品を見ていきましょう。
- 免許証・保険証・車検証
- 荷台・荷台用ネット
- バイクの合鍵
- USB充電コネクタ
- ウエス
- 工具
免許証・保険証・車検証
最も忘れてはならない持ち物が、免許証と保険証、車検証です。
北海道は動物の飛び出しも多く、峠は路面状況が悪い場合もありますので、街中とは別の事故のリスクがあります。万が一に備えて保険証も必ず持っていきましょう。
荷台・荷台用ネット
北海道ツーリングは何かと荷物が多くなりがちです。荷台を車載して、荷物を固定できるネットも持っていきましょう。
バイクの合鍵
紛失や盗難のことを考え、合鍵も持っておきましょう。リュックや財布の中に入れて持ち運ぶことをおすすめします。
USB充電コネクタ
フェリーやライダーハウスによっては、コンセントが無い場合もあります。
モバイルバッテリーの充電ができず、スマホのマップが見れないということもありますので、USB充電コネクタは事前に取り付けておくことをおすすめします。
ウエス
ヘルメットや車体についた虫・砂埃を取り除くためにウエスを持っていきましょう。
特にシールドやミラーは事故のリスクを低下させられるため、汚れたら都度拭くことをおすすめします。
工具
長距離を走っていると、ネジやボルトが緩むことや、プラグがかぶること、ステップやレバーが折れてしまうことなど思わぬトラブルに遭遇します。
そんな時にも対応できるように、対応する工具とビニールテープを持ち歩くようにしましょう。近くのバイクショップまでの応急処置ができます。
衣類
次にインナーなどの衣類について紹介します。
- 長袖・長ズボン
- 速乾性のある下着
- 厚手の靴下
- 寝巻用Tシャツ・ズボン
- 温度調節できるミドルウェア
長袖、長ズボン
北海道の9月、10月は本州の10月~12月並みの涼しさです。そんな中をツーリングするため体感温度はより低くなります。
さらに、眠る時にも寒くて眠れず寝不足のままツーリングを続けるハメに、というケースも少なくありません。
寒さに対策できるよう、やや暖かめの服装を選んでおきましょう。
速乾性のある下着
下着はエアリズムなどの速乾性があるものをおすすめします。北海道は地域により寒暖差が激しいですが、速乾性の下着であれば汗が冷えることを防いでくれます。
寒い季節に行くなら、インナーウェアとしてヒートテックなど耐寒性に優れた下着を持っていきましょう。
厚手の靴下
靴下も、冬用のものがおすすめです。日中も寒さから守ってくれますし、キャンプやフェリー、ライダーハウスなどで雑魚寝する時、足先が冷える事を防いでくれます。
寝巻用Tシャツ・ズボン
就寝時に着るための、ゆったりとした服を持っておくとよいでしょう。荷物が増えますが、リラックスした格好に着替えるだけで、一日の疲れの取れ方が変わります。
温度調節できるミドルウェア
ユニクロのウルトラライトダウンや、ポケッタブルパーカーなど、温度調節できるミドルウェアを持っていくと寒さに対応しやすいためおすすめです。
特に日中が暑く、夜は寒いといった海沿いの地域では役立つため、カバンに忍ばせておきましょう。
雨対策用品
雨が降った時にも対応できるよう、事前の準備を整えておきましょう。
- レインスーツ上下
- ヘルメット撥水スプレー
- ビニール手袋(雨天時)
- ブーツカバー
レインスーツ上下
雨が降った時に必須のレインスーツ。特に、長期間北海道に滞在する予定の方は必ず準備しておきましょう。
雨に直に当たれば体温が下がってしまいます。銭湯が無い地域もありますので、体調管理のためにも用意しておくことをおすすめします。
ヘルメット撥水スプレー
雨天時に備えて持っておきたいアイテムです。ヘルメットに雨が当たれば視界が悪くなり、事故を起こす危険が高まります。
前もって撥水スプレーをかけておけば、ある程度雨をはじいてくれます。さらに、虫がついた際にも拭き取りやすいメリットがあるため、事前にスプレーしておくことをおすすめします。
ビニール手袋(雨天時)
雨天時に、グローブにかぶせるためにビニール手袋は持っていくといいでしょう。少し手元がかさばりますが、手に水がしみてこなくなります。
防水用のグローブを用意できる方は、万が一濡れても付け替えできるためおすすめです。
ブーツカバー
雨の日にツーリングをすると、地面から水しぶきが跳ね返ります。レインスーツの上下を着ていても靴がビショビショに、ということも少なくありません。
そのため、レインスーツを着用する際はブーツカバーも同時に着用し、万全の体制でツーリングを続けましょう。
日用品類
日用品類の多くは、現地調達できます。北海道には大きめのドラッグストアが多く、ホームセンターでも品揃えが豊富なため、上陸後揃えるのも一つの手です。
- 歯ブラシ
- 日焼け止め
- 常備薬
- 洗顔・化粧水
- ボディーソープ・シャンプー
- タオル
- ウェットティッシュ
- ジップロック
- 耳栓
歯ブラシ
旅行用の折りたたみ式の小型の歯ブラシがおすすめです。
日焼け止め
日中バイクで走っていれば、知らず知らずのうちに肌が日焼けしがちです。日焼けは体力を奪っていきますので、肌の露出が多い場合は日焼け止めを塗っておきましょう。
常備薬
血圧の薬など、普段飲んでいる薬は確実に持っていきましょう。
特に常用している薬が無い方でも、酔い止めや痛み止めなど必要に応じて準備することをおすすめします。
洗顔料・化粧水
バイクで長時間外の風にあたっていると肌が荒れがちです。洗顔料や化粧水などで肌のダメージを回復させ、保湿しておきましょう。
ボディソープ・シャンプー・リンス
北海道を旅する中で外せないのは、旅の途中の温泉・銭湯です。
しかし、地域によっては備え付けのボディソープが無い銭湯もあります。事前に携帯用の小さなボトルに入れておけば、確実に洗えますので準備しておきましょう。
中には水を使用しないシャンプーもありますので、テント泊や銭湯の無い地域に行く方におすすめです。
タオル
身体を拭く大きめのタオルと汗拭きのフェイスタオルを2枚ほど持っていくとよいでしょう。
マイクロファイバーのタオルであれば、小さいかつ吸水性が良く速乾性も高いため度のお供におすすめです。
ウェットティッシュ
ウェットティッシュは体を拭くだけでなく、ヘルメットについた虫を拭き取る時にも役立ちます。
100均のもので十分効果が得られますので、現地調達でもOK。ただし、制汗性のボディーシートなどではシールドを拭き取りにくいため使い分けが必要です。
ジップロック
ジップロックに下着類などを日付ごとにまとめておけば管理がしやすくなります。万が一濡れた場合も、他の荷物を濡らすこと無く運べますのでおすすめです。
また、生ごみが出た際にも臭いを出すこと無くまとめられるため、Lサイズの物を数枚持っておくと活躍のシーンが多いです。
耳栓(ライダーハウス、フェリーなどで泊まる時)
ライダーハウスやフェリーなど、周りに人がいる空間で泊まる時にあると便利なのが耳栓です。周りの音を気にせずぐっすりと眠ることができます。
ノイズキャンセリングのイヤホンでも代用できますが、紛失の可能性もありますのでご注意ください。
キャンプをする場合最低限必要な持ち物
北海道ツーリングをする中で、ぜひともやりたいのがキャンプです。雄大な北の大地、北海道の自然の中で夜を過ごす経験は、何事にも代えがたい経験になること間違いなし。
ここでは、ツーリング中にキャンプをする上で、必要な最低限の持ち物を紹介します。
- 60L〜75Lのシートバッグ
- テント
- 寝袋
- マット
- ブルーシート(グラウンドシート)
- 折りたたみイス
- ランタン
- ヘッドライト
- 虫よけスプレー
- 予備電池
- マグカップ
コツとしては、バッグは大きい物を、ギアはコンパクトな物を選ぶことです。
60L〜75Lのシートバッグ
キャンプ用品はかさばる物が多いため、通常よりも大きめのシートバッグを用意しておくことをおすすめします。
特に、普段は荷台とネットだけで運搬している方は脱落のリスクを減らすためにもバッグを使用するようにしましょう。
テント
キャンプをするにはまずこれから。多少値段は高くなってしまいますが、軽量で、コンパクトに収納できるタイプがおすすめです。
寝袋
寝袋は、冬用の厚手のものを選びましょう。北海道のキャンプ場は朝晩冷え込むことが多く、夏用のものだと凍えてしまいます。
真夏の北海道に行く場合は夏用の寝袋と、温度調整用のカバーを用意しておくことをおすすめします。
マット
寝袋の下に敷いておきたいのが、キャンプ用のマット。キャンプ場の敷地によっては、地面に高低差がある、小さな石があるなど寝袋だけでは寝にくいシーンがあります。
そんな時、下に一枚敷けるマットがあれば快適な寝心地となりますので、バッグの容量に余裕がある場合は持っていきましょう。
ブルーシート(グラウンドシート)
キャンプで最も恐れるべきなのが、夜寝ている時の底冷えです。ブルーシートを一枚敷くだけで地面からの冷え込みを軽減できます。
秋以降に行く場合は保温性の高い銀マットの使用がおすすめです。寒い季節の場合は銀の面を上にすることで寒暖の差を調節できます。
折りたたみイス
キャンプ場でくつろぐための折りたたみイスは、コンパクトにできるものを選びましょう。
ただし、背もたれが無いものは座りにくい場面が多々あるので、一度自宅などで試してから持ち運ぶことをおすすめします。
ランタン
夜間を過ごすには明かりが欠かせません。中でもLEDのランタンは明るく長持ちするためおすすめです。
また、ペットボトルに入った水に光を反射させることでより明るくできる方法もあるため、小型のランタンの場合は試してみてください。
ヘッドライト
夜、トイレに行ったりする時に必要なのがヘッドライト。暗い時間のバイク整備などで両手が開くため、作業しやすい点もメリットです。
虫よけスプレー
山間部でキャンプする際に特に持っておきたい虫よけスプレー。北海道の秋には蚊はあまりいないですが、快適に過ごしたいなら持っておく必要があるでしょう。
予備電池
ランタンやライトが切れた時、予備の電池を持っておかなければ真っ暗のまま過ごすことになってしまいます。是非持っておきましょう。
マグカップ
飲み物やスープを味わうために便利なマグカップ。ステンレス製のものであれば傷つきにくく、洗いやすいためおすすめです。
以上、北海道ツーリングでキャンプをする上で最低限必要なものをまとめました。
焚火を楽しむためには焚火台や手持ちのトング、アウトドア料理を楽しむためにはコッヘルや食器類など必要なものは増えていきますが、最低限この記事に書いているものさえあればキャンプを楽しむことができるでしょう。
あると便利なもの
ここでは必須では無いけれど、あると便利な物を紹介します。
- スクリーン・ハンドガード
- インナーキャップ
- パンク修理キット・空気入れ
スクリーン・ハンドガード
バイク用品として、スクリーン・ハンドガードを取り付けておくことをおすすめします。先述した通り、北海道は虫が多いため手へのダメージを防ぐためです。
また、寒い時期にはウインドガードとなってくれるため長距離ツーリングをお考えの方にとって強い味方になってくれます。
インナーキャップ
インナーキャップがあれば汗と湿気を吸ってくれるため、ヘルメット内を清潔に保てます。
毎日つけるヘルメットから嫌なニオイがしないよう、数枚のインナーキャップを準備しておきましょう。
パンク修理キット・空気入れ
北海道の地方では、近くにバイクを修理できる街が無く、レッカーを呼ぶにも数時間かかるということが珍しくありません。
そこで、最低限の修理ができるキットと携帯用の空気入れを持ち運ぶことをおすすめします。
現地で調達したい方に北海道おすすめの店舗
ここまで、北海道ツーリングに最低限必要な持ち物を紹介してきました。しかし、ライダーさんの中には、このような方もいるかもしれません。
「北海道に着くまでは、荷物は本当に少なくしたい」「ブーツや防寒着は、現地で必要と思った時に買えればいい」、「キャンプをするかどうかは現地についてから決めたい」
そこで、現地でツーリング用品を揃えたいライダーさんに向けて、バイク用品やキャンプ用品を売っている店をいくつか紹介します。
ワークマン
作業着や、アウトドア用の服を低価格で買うことのできる全国チェーン店。北海道では札幌市や旭川市などの主要都市に店舗があります。
DCMホーマック
「あなたの町で、暮らしの中で」というキャッチコピーの通り、北海道の様々な町に点在するホームセンターです。
防寒グッズ、バイクの修理アイテム、アウトドア用品等、豊富な品揃えを持っています。
プロノ
ホーマックと合わせて紹介したいのが、作業用品を取り扱うプロノ。商品の価格がかなり安く、防寒着は2000円台から置いてくれています。
また、吸水性抜群のタオルなども販売しているので、バスタオル代わりに使用することもできます。ホームセンターと比べ、痒い所に手が届く製品が多いのでオススメですよ
ユニクロ
皆さんご存じユニクロ。北海道にも店舗があり、ツーリング中の着替えや、防寒具などを低価格で揃えることができます。
また、人気の「ウルトラライトダウン」は軽量かつコンパクトな防寒着であり、ライダースーツの下に着れば寒さ対策はバッチリです。
ホンダ/カワサキ/スズキ/ヤマハetc…各種メーカー系列店
突然オイル交換が必要になった時や、バイクに不具合が起きた時、バイク用品が欲しくなった時には、メーカー系列店に行くのがおススメ。北海道にも多くの店舗が存在するので、ピンチの時には駆け込みましょう。
以上、現地でツーリング用品を購入する際におススメの店舗を紹介してきました。必ずしも、行く先々にお店があるとは限らないため、事前に店舗の場所を調べておくと安心です!
まとめ
北海道ツーリングにおいて最低限必要な持ちものを紹介してきました。しっかり持ち物を確認して、楽しく北海道ツーリングを楽しめる準備をしましょう!
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